はせがわと申すもの…

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「はせがわと申すものに襖絵を描かせるのは、はなはだめいわくである」
狩野永徳


その襖絵を堪能してきた。
桃山に於いては、モダン過ぎる等伯の絵、時代が早過ぎる。
しかしながら永徳・光信にはその驚異を、己の地位の危うさを感じ、揶揄するのである。



等伯は素晴らしい。
しかしながら、私の好きな等伯は桃山スタイル
《柳橋水車図屏風》に《波濤図》そして《萩すすき図屏風》
琳派の序奏である。


墨絵は《竹鶴図屏風》特に右の鶴の透明感、竹林の葉摺れの音のみが染み入るようだ。


《山水図襖》に於いては主の居ぬ間に勝手に上がり込み襖に描いた山水画
襖紙の雲母刷りが浮かび上がってぼた雪の様に見える。
雲母刷りが遠近感を生み、山を遥か彼方に感じ見ている者を雪深い山中に招くのである。
いかにも天才と云った鼻持ちならない襖絵だ。
だって、これなら「赦す」としか言えないじゃないか!!


10m×6mの《仏涅槃図》も
様々な生き物が実寸サイズで描かれているかの様な壮大さだ。


最後に《松林図屏風》が展示されていたのは良かった
彼に対するモヤモヤしたものが、静かに霞んでいく気がした。
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by suisyou_an1421 | 2010-03-09 22:44 | 日々のこと
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