長年日本民芸館学芸員をしていらしたの尾久彰三さんのコレクション展示 加えて山下裕二教授とのトークショーに行って来ました。 展示の感想は次回として… トークショーの感想。2時間強、笑いっぱなし〜 展示物を設えた畳の《尾久さんの部屋》に胡坐でのスタート 展示されていた唐津の甓をシャンパンクーラーにし、ガラスコップも展示物。そしてツマミは唐津の平茶碗にオリーヴ どうやら唐津平茶碗は学芸員さんに"何か入れるものを…"と云ったらコレクションの中から選んだらしいが、"お皿じゃないんだけどね"と苦笑 しかしながら、その器を手回しでトークショーに参加していた人に見せ、 "良く観たかったらオリーヴ食べて…"との事 私もオリーヴ頂きながら、拝見しましたが学芸員さんがあの唐津を選んでのが解る気がしました。オリーヴと土の色合いが絶妙でした♪ そして、茶碗の価格に話題が移り《40万》との事。 しかしこの平茶碗、見込みが浅く茶をたてるのは難しい。 次に山下教授が展示の中で気になったもの平安時代の『神像』 これ又フットワークの軽い学芸員さんが展示物を持って来てくれる。 何とも穏やかなる『神像』である 木が枯れているのが堪らなく良い。 トーク中お二方で愛しそうにナデナデし、「シンゾウさん♪」と呼ぶ めちゃくちゃ羨ましく思って居たらば、こちらも"御手回し" 「みんなで撫でて、手油でテカテカにしたら良いんだ」 との由。 このトークショーは6月5日でしたが、いまだに《神像》さんの感触が手に残ります。 木目が痩せて(枯れて)手に年輪の筋が刻まれる様な感じで… おおよそ人間と云うものはくだらなく、生命を終えれば 只、汚く朽ち果てるしかない。 しかし《神像》は何百年と姿を留め、信仰の対象として崇め愛しまれるのだ 《骨董と民藝は違う》 と云う、確かに違う。 民藝は解るが、骨董が解らない 民藝でないものが骨董なのか… まだまだ学ぶ予知多大に有り。 最後に… 「《良い・悪い》と云う言い方をするが、何が本当なのか? 真贋を問う事に意味があるのか?」 トークショーの中で山下教授が話した気になるコメント 明らかなる贋作は別として、静岡の若冲などは最たるものではないだろうか…
by suisyou_an1421
| 2010-06-23 07:49
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